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カウンセリング事業

カウンセリング公開講座(第2回)

「夫婦、男女間の考えの違いを改めて知ることができたと感じた」

(参加者の感想)

講演「不妊の苦しみを一人で抱えないために」(平山史朗先生)と平成22年度「第六期Fineピア・カウンセラー養成講座」についての説明(小倉智子先生)、2名の不妊当事者による体験談発表を行ないました。


開催日時:2010年1月17日(日) 13時15分〜16時15分
開催場所:江東区文化センター 第4、5研修室(東京都江東区)
受講料   事前振込:一般1,000円   当日受付:一般1,500円
        Fine正会員:無料(正会員含み2名まで) 要予約


【平山先生講義】

【小倉先生】







担当者の感想

2回目となるカウンセリング公開講座が、開催されました。当日は快晴で、ぴりっと緊張感を感じる肌寒さもありましたが、たくさんの方がご参加くださいました。

最初は、平山史朗先生による、『不妊の苦しみを一人で抱えないために』と題したご講演。まず、なぜ不妊は大変と感じるのか?ということを、不妊当事者の視点から説明され、会場内からは、「うんうん」とうなずく声が聞こえてきました。また、不妊と向き合ったとき、夫婦それぞれの立場では感じ方に違いがあることを、具体的な例を交えてのお話しもあり、男性と女性では、こうもコミュニケーションスタイルが違うものか、「そうそう、私たち夫婦もそうだ」とうなずきながら、先生のお話しに引き込まれていきました。その他にも、不妊友だちや、周囲の人たちとの付き合い方のコツなど、日常生活の中で、その苦しみを一人で抱え込まないようにするためのヒントがたくさんあったのではないかと思いました。親しみ易さも感じられる先生のお話は、気がつけば、あっという間に終わっていました。

休憩をはさんで、NPO法人Fineの活動紹介。設立のきっかけから、実際の活動紹介など、当事者である私たちが、当事者の求めるサポートを考え、声をあげ、活動を行なっている現状をFineのスタッフから紹介させていただきました。

次に、 Fineカウンセリング・スーパーバイザーである小倉智子先生より、平成22年度「第六期Fineピア・カウンセラー養成講座」についての説明。Fineでは、自らが不妊を体験し、不妊によって、つらい思いを抱えている仲間の力になりたいと考えている方などを対象とした講座を開講しています。これについての具体的なカリキュラム内容や、ピア・カウンセラーとは、どのような他者支援を目的とするものなのかなど、分かりやすく説明がありました。

最後は、不妊当事者による、体験談の発表。不妊体験と一口に言っても、千差万別、似ているけれど、それぞれ違うものなのではないかと私は思っています。参加されたみなさんにも、それぞれの思いや体験があるのではないかと思いますが、タイプの異なるふたりの発表者の体験談には、不妊体験者にとって共感できるメッセージが至るところにあり、参加した皆さんが、それぞれに、うなずけることがあったり、少しでもほっとできたり、目に見えない何かを持ち帰ることができていたらいいなあと思いました。

全ての予定を終了し、参加のみなさんがお帰りになる際の笑顔、笑顔。ほっとすると同時に、みなさんから私も力をいただいた瞬間です。本当に嬉しく、ありがたく思いました。また、みなさんの笑顔にお会いできることを楽しみにしています。
(担当:あずみ/Fineスタッフ)

体験談発表者からのメッセージ

参加された皆さんが、私の体験談を熱心に聞いてくださっていたことがとても、印象に残っています。
ここでお会いできたことをきっかけに、新しい「つながり」をつくっていけたらいいなと思っています。
(Fine公認ピア・カウンセラー 辻 英美)


参加者アンケート⇒https://j-fine.jp/top/event/kouza-anketo100117.html
当日の様子(スタッフブログより)⇒http://blog.livedoor.jp/npofine/archives/65301333.html


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